16世紀から19世紀にかけて我が国を訪れた世界各国の人々は日本人の礼儀正しさ、立ち居振舞いの素晴らしさに感嘆の声をあげたとのことです。何故、このように変ってしまったのでしょうか。
戦後の民主主義の教育を受けた世代があらゆる分野、あらゆる所において指導的役割を担う時代を迎えておりますが、子供の幼児期、児童期に「躾」「基本的マナー」という大事なことに家庭、幼稚園、学校、そして地域社会が戦後以来ずっとなおざりにしてきたことがマナーの乱れの一因ではないでしょうか。
マナーキッズプロジェクトの原点は、平成8年12月に開始した早稲田大学庭球部小学生テニス教室です。その後、いろいろな方々との偶然の出会いや縁から、平成17年4月、公益財団法人日本テニス協会幼稚園・小学校マナーキッズテニスプロジェクト、平成19年6月NPO法人マナーキッズプロジェクト(平成22年3月認定NPO法人)、そして、平成26年10月に公益社団法人マナーキッズプロジェクトに移行しております。
今までに、国内47都道府県及び台湾、マレーシアにおいて、延べ1,900,000人を越える幼稚園園児・小学校児童が参加し、449幼稚園・保育園、小学校の授業として採用されております。(令和6年3月1日現在)
マナーキッズプロジェクトを開始して28年経過しますが、内閣府地方創生応援税制を活用した0歳からの立腰・体幹遊び🄬と日本の心を伝える諸活動との連携日本再生国民運動に到達し、令和5年8月3日(木)、記者発表を行いました。地方自治体が主体となって、いじめ、不登校、暴力行為、骨折、体力向上等について、3年後、5年後、10年後をめどに具体的な改善の目標値を設定し、企業は、企業版ふるさと納税を活用し、支援するものです。
具体的には「0歳からの立腰・体幹遊び」講師養成講習会兼講座を開催した後、全保育園、幼稚園、こども園で毎日の立腰タイム、授業の始めと終わりの挨拶を通して、学校生活において身体活動量を増やすことを通して、朝の会等での運動を通して体幹を鍛え、さらに言葉、お辞儀・挨拶等について親子でチェックし、改善に取組みます。保護者に対し、5歳位までに決まる腸内細菌という食と健康を、シニアに対してアンチフレイル体幹体操を受講して頂きます。
今般、加えて、子供の自己肯定感を高めるため、「日本再生てらこや・全国ネットワーク」、NPO法人「再チャレンジ東京」いじめ・自殺防止国民運動本部他日本の心を伝える諸活動との連携による日本再生国民運動として展開することにより、国、地方自治体、企業、保育士、教諭、指導者、親世代保護者、祖父母世代は、強い志をもって粘り強く実践し、体・徳・知のバランスのとれた人材育成により、体力低下、いじめ、暴力、不登校等の現代的(社会的)課題を克服すると共に、世界の人々から尊敬される日本人の輩出を目指します。
公益社団法人マナーキッズプロジェクト 理事長 田中日出男