九州KBCラジオ「ブギウギラジオ」
平成19年11月8日(木)
話題のつぼ
今日のブギウギラジオでは、マナー、日本人のマナーについてお送りしております。
日本人のマナー、今グローバル化しておりまして、日本人の若者もたくさん海外に行っているでしょう。それが。マナーを身に付けていない日本人がどんどん海外に出るかと思うと、僕は、夜も眠れない、ただでさえアジア人は西洋人からみてマナー一寸悪いなと感じる場合が多いわけです。つばをはいたり、パスタでもジュルジュルいって食べるし、文化の違いですけども、ここまできたら日本でもパスタを食べる機会があると思います。そば、ラーメンだったら、ズルといってもいいけども、やっぱりその辺はね、テレビのレポーターでもパスタをズルズルいって食べる人がいますね。この辺も物申したいわけです。日本的なマナー、西洋的なマナーいろいろマナーにもありますが、今日は、日本人のマナーについて、この時間は、テニスを通して子供達にマナーの大切さを教えていらっしゃるNPO法人マナーキッズプロジェクト理事長の田中日出男さんとお電話つながっております。
司会 おはようございます。
田中 おはようございます。
司会 まずは、マナーキッズプロジェクトとはということかご説明頂きたいんですが。
田中 これは、テニスを通じて挨拶とか正しいお辞儀の仕方とか基本的マナーを身に付けてもらうプロジェクトです。
司会 テニスを通じてと、もともと田中さんがテニスをされていたんですか。
田中 そうです。平成17年4月から財団法人日本テニス協会におきまして、幼稚園・小学校マナーキッズテニスプロジェクトというのを開催しまして、今までに37都道府県で180箇所、1万3千人の幼稚園園児・小学校児童が参加しております。
司会 なるほどね、何か、大学でテニス部というと、すごくお家柄のいいお坊ちゃん、お嬢ちゃんというイメージがありますけども、幼稚園の頃からテニスを通じてマナーから何から、いろいろなことを総合的に指導していかれるということなんですね。
田中 そうですね
司会 もともと、現在66才という田中さんでございますが、何故この活動がスタートしたのか、いきさつを教えて頂けますか。
田中 私、サラリーマンしておりまして、たまたま人事とか労務を担当しておったものですから、20年位前から社員、従業員同士があいさつをしなくなったんですね、どうしてかなと疑問に思っておりましたら、近くの小学校の正門をみておりましたら、必ず先生が正門に立っておりますよね、生徒が、挨拶せずに知らん顔して、スーと入っていくんですよ、小学校の時に挨拶する習慣がないんじゃないかなと思いまして、平成8年に、早稲田大学庭球部でOBに話をしまして、そこで小学生テニス教室を開始しました。従って11年ぐらい前から、そういうプロジェクトを立ち上げて。それを今度は日本テニス協会の方で、先ほどいいましたように平成17年4月からやっております。
司会 田中さんが元々早稲田大学の庭球部ご出身ということですね。実は、北九州で勤務経験があると。
田中 そうです。この間も遠賀郡の岡垣町立山田小学校他で日本古来の正しい礼儀作法を教えておられます小笠原流礼法の鈴木万亀子総師範と一緒に遠賀郡とか田川郡とかを回っております。
司会 福岡にゆかりがあるんですね。
田中 そうなんです。
司会 小笠原流礼法というと小倉ですよね。
田中 そうなんです。そういうご縁もありまして。
司会 いろんな所に行ってご指導されて、子供達の反応は如何ですか。
田中 はじめにどこでも自己紹介をしてもらいます。初めは体がぐにゃぐにゃして、声も小さいです。それが、先ほどの鈴木万亀子総師範が、正しいお辞儀、挨拶の仕方を約7分程ご指導されます。それを今度はテニスコート、テニスといいましても、スポンジのボールでやるテニスなんです。従って小学校の体育館で5、60人できるんです。テニスをやりながら、「宜しくお願いします」終わったら「ありがとうございました」と姿勢を正して、何十回繰り返してやるわけです。そうすると終わる頃には、背筋がピット伸びて大きな声が出るようになります。
司会 お辞儀も出来て、挨拶も大きな声で出来るようになる。
田中 そうなんです。これは、全国どこにいっても必ずそうなります。
司会 全国どこでもそうなりますか。習慣がないだけなんですね。
田中 そうです。教えてないだけです。教えれば、必ず子供は出来ます。
司会 例えば、そういうポリシーを持たれた校長先生が赴任されて、1年、2年たった学校にいったら挨拶できる子供がたくさんいるわけですね。
田中 教えれば出来るんです。教えてないだけですから。
司会 そうか。先生達の反応も面白いというお話ですが。
田中 そうなんです。最近では、道徳と組み合わせてやるんです。というのは、学校の先生も、道徳をどういうようにやるのか、分からないですよね。食事の時には、マナーはこうするんですよとか、鈴木先生がやられるんですよ。そうすると、子供が、どんどん変わっていくんですよ。最近では、終わってから、この間、「鈴木先生に教わったでしょう。」というだけで、子供の給食の際の姿勢がよくなったりするらしいです。
司会 想像ですけれど、鈴木先生が相当恐いんじゃないですか。
田中 いやいや、全然恐くはないです。やはり、説得力があるんです。
司会 鈴木先生の顔を思い出すだけで、子供が、ピット姿勢がよくなるなどして。
司会 ピシッとなったら親も嬉しいですよね。
司会 保護者の皆さんと触れ合う機会もあるんですか。
田中 ええ。必ず、子供がやっている間に保護者に集まって頂きまして、「家庭内での躾」という話を総師範がやられます。例えば、朝起きたら、子供の方から「おはようございます」という敬語で親にいいなさいと。親の方は、仕事をやめて、子供の目を見て「おはよう」、親は「おはよう」でいいとかね。
司会 今はやっていない家庭の方が多いのですか。
田中 今は、親の方から声をだしますよね。挨拶は、目下の方から目上にいうとか、基本的な事を教えるとか、或は、親が忙しいものだから、食卓でお母さんが髪をといたりするらしいです。食卓で髪をいじるのは、ご法度なんですよね。
司会 基本の基本ですけど、やっていない、出来ていないことが沢山あるんですね。
田中 また、筑波大学大学院の大森 肇准教授が、「幼児期の言語発達に及ぼす模倣運動の影響」、少し難しいタイトルですが、要は、今、子供の体力、運動能力がどんどん落ちていますよね、それが、体力、運動能力だけではなくて、言語機能、いってみれば知能にも影響しているという話しをされます。今、子供が外で遊ぶ機会が殆どない、テレビでゲームばかりやっています。それが、体力だけではなくて知能にも影響しているという研究をされております。外で遊ばせましょう。運動しましょう。という話を親にやってもらっています。
司会 自分の部屋とか、リビングでゲームだけしとけば、帰ってきた親にも挨拶しなければ、誰とも挨拶しなくて、一日過ぎる。休みの日はね。
田中 人と接するというのが、全然、苦手になっている、日本人全体が。
司会 実は、福岡県の小学校やPTAの皆さんが、マナーキッズテニス教室に非常に関心が高いということで、田川、飯塚、遠賀、北九州など口込みで、田中さんのマナーキッズテニスプロジェクトが広がっているそうですね。
田中 ええ、今、全国で小学校の体育或は道徳の授業で採用されておりまして、まだ、全国で、11都道府県で28小学校なんですが、その内、11が田川郡、遠賀郡、飯塚市、今度、北九州市とかそういう所に口コミで広がっております。
司会 今まで、友達つきあいしていた先生が、急に厳しくなっても、子供達は急には変われませんから。外部から、総師範、先生こういう方が来て、こういうもんなんですよとピシット変われるわけですよね。
田中 そうです。
司会 全国を飛び回っていらっしゃいますけれど、マナー伝道師の田中さんに最後にお伺いします。夢はどういうことでしょうか。
田中 先ほども申しましたように、子どもは教えれば必ず変わるんですよ。問題は、それが持続するかどうかです。やはり、家庭とか学校とか、地域社会とかがどう対応するかです。物騒なことが、学校であるものですから、見知らない人には挨拶するなと指導しているんですよ。そうすると子供はうつむき加減で歩きますよね。そうじゃなくて、町中で挨拶運動をして子供が胸を張って歩けるようにしたいですよね。
司会 子供から挨拶されたら怪しい人は、びっくりしますよ。自分から挨拶していった方が自己防衛になると思うんですよ。
田中 後、マナーキッズという言葉が、なくなるといいますか。わずか、100年前までは、日本人は礼儀正しいと言われておったんですね。あっという間に、悪くなってきた訳です。しかし、子供が教えれば出来るというように礼儀正しさの遺伝子、DNAは残っていると確信しております。従って、学校、家庭、地域社会が一緒になって、是非、遠賀、田川、北九州、飯塚とか、福岡から町でいい例を作って頂いて、全国に発信して欲しいです。
司会 嬉しいですね。小笠原流礼法の鈴木総師範、田中さんも北九州で過ごされたことがあるということで、現在は、東京の方にお住まいですが、この福岡から輪を拡げていこうという機運に皆さんもご協力頂きたいです。
田中 是非よろしくお願いします。
司会 度々こちらの方にもお越しなられるんですね。
田中 そうです。しょっちゅう福岡に参りますんで。
司会 うちの子供会とか学校、PTAとかにという方がおられましたら。問い合わせ先は、03−3339−6535、NPO法人マナーキッズプロジェクトまでお願い致します。お忙しいところありがとうございました。
田中 ありがとうございました。
司会 これからも益々活動の輪を拡げて下さい。
田中 宜しくお願い致します。















