第2回全国マナーキッズフォーラム2009が、平成21年3月28日(土)早稲田大学早稲田キャンパス15号館02教室において開催され、全国から教育関係者、スポーツのコーチら約100名が参加しました。
シンポジウムの概要は以下の通りです。
なお、詳細な記録は後日、冊子に編集した上で、希望者には、印刷費実費500円(送料込み)にて提供します。
冊子をご希望の方は、Eメール(office365@mannerkids.or.jp)、或いは、FAX(03-6426-1580)に、お名前、送付先住所をご記入の上、お申し込み下さい。
なお、500円は、郵便局備え付けの郵便振替払込請求書(青色)にて、口座名義:特定非営利活動法人マナーキッズプロジェクト、口座番号:00170-6-594797にお振込み下さい。

▼▼▼概要▼▼▼

Forum2009_1第2回全国マナーキッズフォーラム2009が、平成21年3月28日(土)東京都新宿区早稲田大学早稲田キャンパスおいて開催されました。
宮司正毅さん(国際協力事業団専門員、NPO法人マナーキッズプロジェクト副理事長)の総合司会により進行しました。

1.開会挨拶(宮司正毅副理事長)

ただ今より第2回マナーキッズフォーラム2009を開催させていただきます。
本日は、これほど多数の方々にご参加いただきましたことを大変感謝いたしております。
このプロジェクトは、私自身は「日本の将来のための戦略プロジェクト」であると考えており、またそのように言っております。
ご出席のかなりの方々はすでにご存知だと思います。
今の若者の中で礼儀や挨拶がきちんと行われない、人間としての基本的マナーにかける面が見受けられます。
このことは多くの方が感じられていると思います。
このようなことを踏まえて、現理事長の田中日出男さんがNPO法人マナーキッズプロジェクトを立上げ、多くの仲間がそれに賛同しました。
さらに小笠原流礼法の総師範であられます鈴木万亀子先生がこれに全面的にご賛同頂き、中心的役割を果していただいております。
衣・食・住は人間にとって基本的に必要なものですが、戦後日本の経済はどん底に陥り、何とかそれを満たそうと、私生活をどうやって向上させるかということに奔走しました。
その中で本当にあるべき教育の姿は何であるかということに構っていられないという状況から、今日の問題が始まったのではないかと思います。
子どものマナーの問題はその頃からスタートしたように思います。
人間の基本的生活向上に集中する余り、成熟社会に向けてマナーを磨く余裕がなかったように思います。
そういう意味では私たちの年代の人たちに今日の状況を招いた大半の責任があるのではないかと思います。
1945年に日本は戦争に負けましたが、その後僅か23年間の1968年には世界第2位の経済大国になりました。
これは世界レベルから見ても奇跡に近いものでした。
しかしその反面、失われたものも多くありました。
そのようなところから子どものマナーの問題も起きているような気がします。
そのような中でこのプロジェクトが立ち上がった訳ですが、今回で2回目のマナーキッズフォーラムを本日迎えました。
ここでNPO法人マナーキッズプロジェクトの創設者であります田中日出男理事長よりご挨拶と基調報告をさせていただきます。

2.主催者挨拶(田中日出男理事長)

みなさんこんにちは。
ただ今より第2回全国マナーキッズフォーラム2009を開会いたします。
本日は年度末でありお忙しい中を、北は北海道から南は宮崎まで全国から多数ご参加頂き、誠に有難うございます。
このプロジェクトは日本の伝統的な礼法と、スポーツ、文化活動のコラボレーションに特徴がございます。
現在全国で年間120回ほどの活動を行っておりますが、その殆どに小笠原流礼法の鈴木万亀子総師範にご出席頂き、ご指導頂いております。
まさに鈴木先生がおられなければこのプロジェクトは成り立たないと思っております。
鈴木総師範をご紹介します。
また、このプロジェクトは、全て協賛企業からの協賛金あるいは個人の方々からの寄付金で運営されておりますが、本日は、協賛会社の皆さんにも多数ご参加頂いております。
ありがとうございます。
教育界からは教育委員会の方、小学校の先生、中学校の校長先生、大学の先生にもお越しいただいております。
さらにスポーツ界からは財団法人日本陸上競技連盟、財団法人日本テニス協会、社団法人日本テニス事業協会、和歌山県テニス協会、財団法人吉田記念テニス研修センター、元デビスカップ日本代表の藤井道雄様にもお越しいただいております。
さらにテニスクラブのオーナーの方々やコーチの方々にもご参加頂いております。
また笹川スポーツ財団からご支援頂いておりますが、笹川スポーツ財団からご参加頂いております。
今回の特徴的なことはロータリークラブより本NPO法人が表彰されたことです。
本日国際ロータリー2590地区、第1グループガバナー補佐の西崎様、新川崎ロータリークラブ、川崎南ロータリークラブ、館山ベイロータリークラブの皆様にもご出席頂いております。
誠にありがとうございます。
また、衆議院議員 伊吹文明様、自由民主党女性局長・参議院議員 比例代表全国区 山谷えり子様、衆議院議員 田嶋要様、千葉県県会議員 山中みさお様より祝電を頂戴しております。
ありがとうございます。
この活動を平成17年4月より始めましたが、元々は日本テニス協会マナーキッズテニスプロジェクトが発端です。
今までに42都道府県において、25,000人を越える幼稚園、小学校児童が参加しております。
NPO法人は平成19年6月に創設し、その後サッカーやラグビー、ミニバスケット、さらには中学校での礼法指導、地方公共団体での礼法指導、またマナーキッズコンサートでの音楽とのコラボレーションも始まっております。
約8,000人を越える参加者があり、合わせて33,000人を超えるお子さんが参加されております。
最近では18都道府県67小学校の体育や道徳の授業でも採用されています。
本日はその中から4校の先生、校長先生方にお集まり頂き、「マナーキッズの意義と今後の課題―教育現場からの発信―」とのタイトルでご討議頂きます。
最後になりますが、このプロジェクトのご後援をいただいております文部科学省、NHK、読売新聞社、東京都教育委員会、財団法人日本体育協会、そして本日この会場をお借りしております早稲田大学、さらにこのプロジェクトにご支援頂いております法人、個人の皆様方に衷心より御礼申しあげます。
どうもありがとうございます。